大学生は春休みに何をするべきか|おすすめの過ごしかたや注意点を紹介


大学の休みの中でも、特に長いのが春休みです。大学生になると、高校生のときには想像もできない、約2カ月という長期の休みが与えられます。非常に長い休みなので、充実した時間を過ごす人がいる一方、しっかりと計画を立てなければ貴重な長期休みを無駄にしてしまう恐れもあります。

特に大学1年生や2年生の春休みといった、気持ち的にも時間的にも余裕がある期間を無駄に過ごしてしまうと、「社会人になってからの後悔が大きい」と言われています。そんな春休みに、何をすれば充実した日々を過ごすことができるのでしょうか。

今回は、春休みのおすすめの過ごし方や注意点を紹介します。

大学生の春休みはいつからいつまで?

長いと言われる大学の春休み。具体的にどのぐらいなのでしょうか。

2月上旬から4月上旬まで

大学生の春休みは私立や国公立などで異なりますが基本的には2月上旬から4月上旬まで。ここまで長い理由は、この期間に大学入学選抜試験が実施されるからです。

補足ですが、大学の夏休みは8月~9月上旬の約40日間、冬休みは12月下旬~1月上旬の約15日間です。普段の土・日・祝日も合わせると年間約190日間、つまり大学生は1年の半分以上休日があるという計算になります。

上記のように数ある休みの中でも、

  • 気候的に暑すぎず寒すぎない
  • まとまった長期休暇を取れる
  • 夏休みのように世間の休暇シーズンと重なっていない

といった点から、春休みは何かに挑戦するにはピッタリのタイミングであると言えます。

約2ヶ月間あり非常に長いのが特徴

振り返ると、小・中・高の春休みは3月下旬から4月上旬までのせいぜい2週間程度でした。また高校生の時は春休みでも部活動に励んでいたという方は、実質的な休みはほとんどなかったのではないでしょうか。

加えて、小・中・高の長期休暇には多くの宿題が出されていたと思います。しかし大学の春休みは講義がなく、課題も基本的には出されず(講義やゼミによる)、サークル活動も多くて週1~2回程度でしょう。以上の理由からも、2カ月間という物理的な長さに加えて、心理的にも非常に長いと感じると思います。

このように春休みは非常に長いので、しっかりと前もって計画しておくことが大切です。

試験の日程が春休みにずれ込むこともある

多くの大学では、2月の1週目に後期試験が行われます。大学では1~3学期ではなく、前期と後期で分けられます。期末試験も年2回実施されます。

中学校や高校と異なるのは、全員が同時に春休みを迎えるわけではないという点です。

大学では、各自で受講したい講義や時間割を作成します。もちろん講義ごとに試験の日程が異なるので、早々にすべての試験を終えて春休みを迎える学生もいれば、最後のほうまで試験がある学生もいます。

先ほど「大学生の春休みは約2カ月間ある」と話しましたが、人によっては春休みまで試験の日程がずれ込むこともあると認識しておきましょう。

春休みのおすすめの過ごし方

ここからは、おすすめの春休みの過ごし方を紹介します。「何をすればいいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。

1.インターンシップに参加する

1つ目は「インターンシップへの参加」です。

「就職活動は4年生から」と思われている方もいるかもしれませんが、1年生や2年生の間にインターンに参加することで志望する企業の早期選考ルートに乗れたり、業界を絞り込むことができたりといったように多くのメリットがあります。

人気企業への就職を目指している方は、早いうちにインターンへ参加しましょう。

2.アルバイトに勤しむ

2つ目は「アルバイト」です。

前述した通り、春休みは非常に長い上に講義もないので、アルバイトに勤しむにはもってこいの期間です。例えば時給1,000円のアルバイトを1日8時間勤務で週4回行うと、2カ月間で256,000円を稼ぐことができます。

大学3~4年生になると就職活動や卒業旅行などで出費が重なり、思うようにアルバイトもできなくなるでしょう。そうなる前に、アルバイトに注力するのも一つの手です。

3.1年間の勉強を振り返る

3つ目は「勉強の振り返り」です。

春休みの期間に、大学に行く本来の目的である「勉学」に励むのも良いでしょう。特に専門性の高い講義を受けている場合は、1年間の総復習をすることで、記憶の定着と次年度に向けた予習につながります。

結果的にGPA(大学における成績評価の指標)が上がれば、志望する企業の採用確率も高まるでしょう。

4.資格勉強をする

4つ目は「資格勉強」です。

もし取得を目指している資格があれば、大学在学中に取り組むおくことをおすすめします。社会人になると、まとまった勉強時間を取りづらく、勉強効率も下がってくるためです。

特に春休みは講義もなく、サークルやアルバイトをしていても時間が多くあるので、集中して資格勉強に励むことができます。

また、春休みは大学や通信教育などでさまざまな講座が設けられています。「コツコツ勉強するのは苦手」という方は、春休みに集中して勉強するのが資格取得への近道と言えるかもしれません。

5.サークルや部活動に励む

5つ目は「サークルや部活動」です。

アルバイトや勉強に励むのも良いですが、最も思い出に残り、就職活動でもアピール材料になるのはサークルや部活動を頑張った経験です。面接やES(エントリーシート)などでも、「大学生活を通じて、複数人で目標に向かって何かを成し遂げた」というエピソードは大きなアピールになります。

特に時間のある春休みには、サークルや部活動に熱中するのはいかがでしょうか。就職活動のためだけでなく、大学生活がより充実したものになるでしょう。

6.運転免許を取得する

6つ目は「自動車免許の取得」です。

「将来的に運転するつもりはない」という方でも、運転免許は大学在学中に取得しておくことをおすすめします。社会人になってからの取得は、時間的制約からも困難となります。

そんな運転免許ですが、最も取得におすすめの時期が春休みです。理由は以下の3点です。

  • 講義がなくまとまった時間を作れる
  • 他のイベントや行事と重ならない
  • 暑すぎず寒すぎず、いろんな地域で合宿免許が取りやすい

合宿であれば、AT限定(オートマチック)免許は最短14日、MT(ミッション)免許は最短16日で取得できます。

合宿免許とは、2週間から1カ月といった一定期間にわたり施設に滞在しつつ、運転免許取得に必要な技能・学科教習を集中して受講する制度です。

自宅近くの教習所へ通って免許を取ろうとすると、取得まで早くても2~3カ月はかかります。また春休みや夏休みといった繁忙期はなかなか授業が取れず、免許取得まで時間を要することになるでしょう。

合宿であれば、遅くても3月中旬までに参加すれば春休み中には免許を取得できます。

7.旅行する

7つ目は「旅行」です。

まとまった休みが取れる大学の春休み中に、長期で旅行を計画してみるのはいかがでしょうか。3月に入れば気候的にも過ごしやすくなるため、旅先の観光を満喫できるでしょう。

なお、ホテルやパッケージツアーの予約は1~2ヶ月前を目安に始めましょう。早い段階で予約をしておくと「早割」が適用になるプランが多数ある上に、数あるホテルから選べるというメリットがあります。

8.1年間でやり残したことを片づける

8つ目は「やり残したことの片づけ」です。

アルバイトやインターンシップ、運転免許の取得などさまざまな過ごし方を挙げましたが、最も大切なのは「何かやり残したことはないか」と考えることです。

地元から上京して一人暮らししている方は久々に帰省したり、読書が趣味の方は気になっていた本をまとめ買いしたり……。やり残していたことを春休みに片づけると、すっきりした気持ちで新年度を迎えられます。

大学生の春休みで気をつけること

ここからは、大学生の春休みで気をつけるべきことを紹介します。

大学施設や学食は閉業か時短営業になる

まずは大学の各施設や学食についてです。通常であれば朝から夜まで開いている図書館や学食も、春休み期間中は営業時間が変わる可能性があります。

中でも学食は、食堂自体が開いていても営業していないケースも多々あります。大学付近にある飲食店も同様です。売り上げが見込めない春休み期間中は、多くの飲食店や居酒屋が時短営業している場合があります。

春休み中に課題が出ることもある

次に、春休み期間中の課題についてです。

先ほど「大学の春休みは課題が特に出されない」と説明しました。しかし、一部の講義やゼミでは課題が出される場合があります。

特に、前期と後期にまたがる通年の講義は、夏休みといった他の長期休みでも課題が出る可能性があります。せっかくきちんと講義に出席していても、課題の未提出で減点されるのは非常にもったいないことです。

春休みに入る前に、必ず確認しておきましょう。

無為に過ごしてしまわないように気をつける

最も気をつけるべきは、無為に過ごしてしまわないことです。

繰り返しにはなりますが、大学生の春休みは約2カ月間と非常に長く、世間一般的なイベントや行事とも重ならないのが特徴です。まだ大学生の春休みを経験したことがない方からすれば、「2カ月もあれば何でもできて羨ましい」と思うかもしれません。

しかし、実際には「何をすれば良いかわからない」「暇すぎる」と思いつつ、無為に過ごしてしまう大学生も少なくありません。一方で、きちんと事前に計画を立てて、自分のやりたいことを完遂できれば、充実した大学生活につながります。

充実した春休みを過ごしたいなら、常日頃から「自分はどういったことに興味があって、何が好きなのか」を考えておくことが大切です。

感染症には最大限注意する

最後に、感染症には最大限注意して活動しましょう。

せっかくいろんな計画や準備をしても、万が一新型コロナウイルスに感染してしまったらすべてが台無しです。帰宅した際は手洗いとうがいを徹底し、万全な状態で春休みを過ごせるようにしましょう。

まとめ

今回は「大学生の春休みのおすすめの過ごし方」というテーマのもと、春休みの期間や特徴といった基本情報から気をつけるべきポイントまでご紹介しました。

非常に長い休みであるために、計画的に充実した時間を過ごす学生もいれば、ただぼんやりと無為に過ごしてしまう学生もいます。そんな「何をすれば良いかわからない」という方向けに今回、おすすめの過ごし方も8つご紹介しました。

せっかくの長期休み、新年度や将来に向けてさまざまなことに取り組み、充実した時間を過ごしてください。

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