単位の取得条件をおさらい
まずは、単位を効率よく取得していくに当たって、取得条件について調べておくことが大切です。授業ごとに条件が異なるため、シラバスをしっかり確認し、オリエンテーションへ参加して概要を把握しましょう。
①出席日数を満たす
大学の授業では出欠を取るものと取らないものがあり、大学にもよりますが「出欠を取る授業」のほうが多い傾向にあります。単に出席のみをペーパー記入する授業もあれば、出席確認用の課題を提出して出席とみなす授業もあり、その形式はさまざまです。
一方で、出欠を取らない授業については、レポート課題やテストのみで評価されます。ただし、授業に出ていないと回答できないテストや課題のテーマ選定がされていることもあるため、授業については出欠確認にかかわらず、原則出席することを推奨します。
②必要な課題やレポートを欠かさない
課題やレポートは、評価がどうなるか、単位取得できるかどうかが直接的に影響してくるため、提出を忘れないようにするべきです。前期/後期の終わり際に課されることが多いため、しっかりと計画を立てて提出できるようにしましょう。
③テストで一定の成績を取る
課題やレポートと同じく、評価に大きく影響してくるのがテストです。出欠を取る授業で皆勤賞をもらっても、テストの出来が悪いと単位取得不可となることもあるため、油断せず挑むようにしましょう。出欠確認やレポートがなく、テストのみで単位を認定する授業もありますが、評価が厳しいパターンも多いため、先輩や履修済みの人から情報収集しておくのがおすすめです。
効率よく単位を取得するためのコツ
①効率的な履修計画を立てる
空きコマをなるべくつくらない
大学の授業は高校までとは異なり、自分の履修したいものを選択していくことになるため、1コマしか取らない日があったり、朝の1限のあとが6限で4コマ分空いたりすることが起こり得ます。取りたい授業であることを前提として、無駄な時間が発生しないか考慮して履修すると効率よく授業をこなせます。
必修科目を除き、前期で取らなくても後期で取ることができたり、翌年に回すといった選択肢があったりもするため、大学生活の数年間でどういった単位取得をしていくかの計画を立てることが大切です。
1、2年のうちに頑張るとあとが楽になる
1年間の単位取得上限は40〜50単位となっているのが一般的です。例えば、1、2年生の間に多めに履修して上限いっぱいの単位を取得しておけば、3年生以降はゼミや卒業論文のみで必要単位数を満たすことができるということです。3年生からはインターンへの参加が増えたり、就職活動や資格勉強、院試勉強などに時間を使うことが多くなったりするため、できるだけ大学生前半で単位取得しておくのがおすすめです。
大学によって取得できる上限単位数が異なったり、3、4年生でも必修科目があったりする場合も踏まえて、自身の大学はどうなのかをしっかり調べて履修計画を立てましょう。
②単位取得の難易度を把握する
シラバスを読む&履修登録期間に見極める
最初にするべきなのは、シラバスをしっかりと読み込むことです。どのような授業内容なのか、どこまでを学習範囲とするのか、評価項目は何かなどの読み取れる情報はまとめつつ、内容に興味があるなら履修登録期間に出席して、教授の授業スタイルや雰囲気など、具体的なところまで情報収集するようにしましょう。
履修済みの人から情報収集
大学の授業は毎年同じ内容の授業が行われていることが多いため、自分の取ろうとしている授業は、すでに履修して単位取得済みの人が存在することがほとんどです。100%同じ内容になるとは限らないため過信は禁物ですが、情報としては非常に参考になるため知り合い経由でコミュニケーションを取ってみましょう。
③授業で友人をつくる(友人と履修を組む)
休んでしまったときの情報交換ができる
できるだけ授業に出席するというのは大前提ですが、それでも急な体調不良や外せない用事によって授業に出席できないタイミングが出てきてしまうものです。共に履修する友人がいれば、そういった事態になっても情報交換ができるため、1人よりもはるかに単位取得が安定します。
分からないところを一緒に勉強できる
友人が同じ授業を履修していれば、授業で分からない箇所があったとき、教授に質問に行く前に友人間で解決することができたり、テスト前に一緒に勉強をして理解を深めたりすることができます。友人経由で履修済みの人とつながり、課題やテストの傾向を調べて対策しやすくなるのもポイントです。
④テストの過去問を入手する
大学の授業は毎年同じテーマで開講されることも多く、課題やテストは出題内容が似通っているケースがあります。過去問は単位取得における重要なツールとなっており、グループ間で過去問が共有されていることがあるため、それを入手してテスト対策をするのも有効な方法の一つです。
そういった過去問の流通問題もあり、教授が対策して毎期新しい問題を作成していることも多々あります。過去問どおりになると過信せず、あくまで傾向の把握目的で活用してしっかりとテスト勉強をしておきましょう。
⑤同学部の先輩に履修相談をする
同学部の先輩は、自分の履修計画と似たような履修ルートをたどっていることが多いため、自分で調べて行き詰まった場合は先輩に相談するのも一つの手段です。
まとめ
今回は、大学生活で効率よく単位を取得し、進級、卒業する方法について解説しました。
単位取得計画の最適解や、単位の取得難易度については大学によって異なるため、必ずシラバスの読み込みや大学の友人経由で情報収集するようにしましょう。充実したキャンパスライフを送れるよう、ぜひ本記事を参考にしてください。
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