大学生の頃にやっておきたい、将来につながるおすすめの副業8選


政府の後押しや不安定な社会情勢などもあり、近年では副業を認める企業が増えてきています。副業は社会的に雇用の流動性や働き方の多様性を推進でき、個人としても収入の増加や新たなスキル習得を図れるなど、多くのメリットがあります。

そんな副業は大学生の間にも広まってきており、また学生のうちにするからこそのメリットも存在します。本記事では大学生におすすめの副業と、大学生で副業をするメリットについて解説しています。興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

副業とは?

最初に、副業の定義を確認しましょう。

本業とは別に行う仕事のこと

副業について法律上の明確な定義はありませんが、一般的には「本業とは別に行う仕事」を指します。

大学生の場合、本業として企業に勤務しているわけではないため、学業を本業ととらえると、アルバイトとして雇用される形態も副業と言えなくもありません。とはいえ、多くの場合はアルバイトのように雇用されて働くのではなく、時間や場所に縛られず、個人で稼ぐ働き方を「副業」とするケースが一般的です。

時間に融通が利きやすいのがメリット

副業のメリットとして、時間に融通が利きやすい点が挙げられます。通常、レストランやコンビニエンスストアなどでアルバイトをすると、シフトが決まっており、特定の時間はその稼働(勤務)のために拘束されるものです。

一方、これから解説する副業にはそうした縛りがありません。パソコンやスマホ1台で自由に稼ぐことが可能なので、決まったシフトでの勤務が難しかったり、住んでいる所の周りに働く場所がなかったりするような場合にもおすすめです。

大学生におすすめの副業

副業にはさまざまなものがありますが、以下では大学生におすすめの副業を具体的に解説していきます。どれもスマホやパソコンなどを利用するため、場所や時間は自由。社会人になっても副業の経験を活かせるものがおすすめです。

1.ライティング

クラウドソーシングなどを経由し、Webに公開される特定のテーマについての解説や、紹介記事などを執筆する仕事です。文章を書くことが苦手、あるいは嫌でなければ、学生でも始めやすい業務と言えるでしょう。

はじめは単価も低いかもしれませんが、経験を積んで信頼を得たりスキルアップしたりすれば、月数万円程度の収入も見込めます。

また、ライティングを続けていくことでWebマーケティングや調べたテーマについて詳しくなったり、論理的に説明する能力が身に付いたりします。ライティングスキルは、就職活動や今後の社会人生活でも無駄になることはありません。

2.プログラミング

プログラミングに関するスキルがある場合は、プログラミングも副業におすすめです。報酬は難易度やスキルによって異なりますが、ソフトウェア開発や既存サイトの改修などの仕事があります。

副業の場合、そこまで大規模な仕事は多くないですが、PHPやJavaなどの基本的な言語を習得し、スポットでタスクを請け負うことは可能です。うまくいけば短時間で高収益が狙えます。デジタル技術人材が求められる昨今、大学時代にプログラミングで稼いだ経験は就活でも大いにアピールできるでしょう。

3.YouTube

最近は「将来なりたい職業」の上位にランクインするほど認知度が高まっているYouTuberですが、大学生の副業としても人気があります。

収入源は主に広告で、収益を上げるには1,000人以上のチャンネル登録数と4,000時間以上の総再生時間という高いハードルをクリアする必要があります。そのハードルを越えるには企画力だけでなく、適した機材の準備や分かりやすい動画の編集など、技術や労力もかかるでしょう。競争も激しく、凡庸なアイデアだけで成果を出すことはなかなか難しいかもしれません。

とはいえ、スマホ一つで気軽に、また自分が得意なものについて楽しみながら動画を製作し、投稿できることは魅力的です。苦労しつつも何が求められるか考察し、工夫を重ねていく経験は、社会人になっても無駄になることはありません。

人気YouTuberとなれれば、就職後も本業以上に収益を得ることも夢ではないでしょう。

4.SNS運用・グロース

Instagramなどを活用し、インフルエンサーとしてSNSアカウントを伸ばしたり、企業のアカウント運用を代行したりといったように、SNSを活用した運用も大学生におすすめの副業です。

ライティングやYouTube動画制作は敷居が高いと感じるかもしれませんが、SNSを使った業務であれば気軽に始められると考える方もいるのではないでしょうか。

副業として確立させるには、多くのフォロワーが必要です。そのためには自分が得意なジャンルで、周りが興味のあるジャンルのアカウントを育てていかなくてはなりません。その上で、アフィリエイトや企業からのPR案件などを獲得できれば、安定的に稼ぐことも期待できます。

最近はSNSを活用した情報発信に力を入れている企業も多くあります。大学生のうちにSNS運用で利益を得た経験は、入社後に重宝されるかもしれません。

5.翻訳作業

外国語が得意であれば、翻訳を副業で請け負うこともできます。先に紹介したライティングよりも文字単価が高いため、より効率的に稼ぐことができるでしょう。

一口に翻訳といっても、その内容は大きく下記の3つに分類されます。

  • 出版翻訳・・・外国語で書かれた出版物を翻訳
  • 実務翻訳・・・ビジネスの場で使われる文書を翻訳
  • 映像翻訳・・・各種映像に関わる翻訳

中には言語のみならず、それぞれの分野における専門知識が求められることから、大学生の副業としては少々難しいと感じるものもあるかもしれません。

しかし、クラウドソーシングではブログや商品ページの翻訳など、幅広いジャンルで翻訳の仕事があります。自身の語学力やスキルに応じた仕事も、きっと見つかるはずです。また、語学を活かした就職を望んでいる方なら、収入だけでなく勉強機会と実務経験を得られるので一石二鳥と言えるでしょう。

6.Webサイト運営

時間のある大学生なら、Webサイト運営もおすすめの副業として挙げられます。Webサイト運営で稼ぐ方法としては、検索上位に表示されるような記事を書くことでサイトへのアクセス数を増やし、そこからのアフィリエイトなどで収益を得る流れが基本となるでしょう。

昔ほど大きく稼ぐことは難しいですが、継続的な検証と改善により、まだまだ稼ぐことはできます。Webサイト運営はサイト設計に関する技術的・マーケティング的なスキルを積み上げつつ記事を量産していく必要があり、サイトの見せ方やユーザーを誘導する工夫なども求められます。学習するための時間や体力に比較的余裕がある大学生とは相性がよいでしょう

7.ネットショップ運営

コロナ禍において成長しているネットショップの運営も、大学生におすすめの副業です。難しいと感じる方もいるかもしれませんが、インターネットを介した買い物が一般化した現代では、誰でも簡単にネットショップを運営することができます

ネットショップを運営し、成功するには、多くのことを検討する必要があります。コンセプトをどうするのか、どんな商品を扱うのか、コストはどう考えるか、競合店はどこか、決済方法はどうするか。また、いくら利益が出る仕組みを構築しても、集客できなければ意味がありません。

大学生のうちにこうした多岐に渡る業務に触れることは、経営視点を養ったり、マーケティングの知識やスキルを身につけたりするきっかけになるでしょう。

8.投資

社会人の場合はあまり「投資=副業」という扱いではありませんが、大学生で投資をすることは経済の勉強になり、うまくいけば利益を上げることもできます。ここでは投資について大まかにどういう選択肢があるのか、特徴とともに解説します。

株式投資

企業が資金調達のために発行する株式を売買し、売値と買値の差額や配当、株主優待による利益を期待する投資です。企業の業績や景気の影響を大きく受けるのが特徴。最近はネット証券で少額から投資できるものも存在し、昔より裾野は広がってきています。

投資信託

投資家から集めた資金をファンドマネージャー(運用の専門家)が運用し、投資家は主に売買差額に応じて利益を得ることができます。株式、債券などさまざまな投資対象に分散して投資されるため、リスクを分散できる方法です。

外貨預金

円ではなく、ドルやユーロといった海外の通貨で行う預金です。金利が円よりも高い外貨での利率や、預入時と引き出し時の為替変動による利益を狙うこととなります。預け入れた時の為替レートよりも円安になれば利益が出ますが、円高になると元本割れのリスクもあります。

国債

国が資金調達のために発行する債券のことです。あらかじめ購入時に利子や返ってくる金額が決まっています。国が発行するため信頼性は高いですが、利益は大きくありません。手堅く投資をしたいという方に向いていると言えるでしょう。

FX(外国為替証拠金取引)

外貨を売買することで、その差額による利益を狙う投資です。特徴的なのはレバレッジという、手持ちの資金以上の金額で取引できる仕組み。大きな利益が出ることもある分、反対に拠出した金額を超える損失を被ってしまうリスクもあります

他にも、暗号資産やREIT(不動産投資信託)、金、個人向け社債など、実に多岐に渡る商品があります。一貫して言えるのは、確実に儲けられるようなものはなく、ハイリターンを望むならリスクも高く、リスクが低いものはリターンもそこまで大きくないということです。

投資は余裕資金(数年以内に使用する見込みがないお金)で行うことが原則ですが、特に大学生の場合は原資が少ないはずなので、高額が必要になる投資や大きなリスクが伴うものは避けたほうが賢明でしょう。

大学生が副業するメリット

アルバイト以外の収入を得られる

大学生は、なにかとお金がかかります。学業に関わる部分については、通常の授業料に加え、課外活動費、パソコンなどの設備費、その他の学校納付金もあります。一人暮らしの場合はさらに家賃、食費、光熱費に加え、サークルでの活動費用や卒業旅行代、友人などとの交際費が高額となるケースもあるでしょう。

親からの援助のみで生活費すべてをまかなえるケースは多くありません。独立行政法人日本学生支援機構の調査によると、大学昼間部の奨学金受給状況は最新で約半数程度の49.6%となっています(2020年度)。

そのような中、アルバイト以外の収入があれば生活を安定させたり、より充実した毎日を過ごせたりするでしょう。

社会人になってからも収入源を確保できる

大学時代に行っていた副業は、社会人になってからも時間さえあれば継続することができます。長く不景気が続く日本においては、正社員の給料は長年勤めたからといって簡単に上がらない場合も少なくありません。また、結婚や出産などによるライフステージの変化により、必要なお金は年齢とともに増えることが想定されます。

そのような中で副業は貴重な収入源となり得ます。金銭的な余裕は精神的な余裕にもつながり、生活を安定させることにもなるでしょう。

また、社会人になってからの副業のメリットは収入だけではありません。本業では得にくいスキルや経験、人脈を習得できたり、収入を気にせずやりたいことができたり、場合によっては転職や起業のきっかけとなったりもするでしょう。

副業で培った経験が就活やインターンで活きる

副業で培った経験は就活やインターン、そして入社後の社会人生活においても活かすことができます。

就活において、副業の経験は絶好のアピールポイントとなり得ます。翻訳の副業をして、外国語関連の企業に就職するといった直接的につながるケースはもちろん、あらゆる副業で得た知識や経験、創意工夫した点は、他の人と差別化が図れる格好の材料となるでしょう。

まとめ

「副業は会社員が本業の合間に行うもの」というイメージが強いですが、大学生のうちに、学業の合間を縫ってやることが可能なものも多くあります。学生時代に副業をしておくと、安定的な収入を確保できることはもちろん、就職にも有利に働くなど、自分の人生を豊かにできる可能性をより高められるかもしれません。

人によって得意な分野や副業にかけられる時間は異なるので、無理のない範囲で、楽しみながらできる副業を探してみてはいかがでしょうか。

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