【保存版】大学のテスト・試験対策まとめ


「大学に入ってもテストはあるの?」「大学のテストって高校のときと何が違うの?」。大学で行われるテストについて、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。大学のテストと高校のテストは、多くの点で違いがあります。

本記事では、大学のテストについて、高校との違いや形式、押さえておくべきポイントなどについて解説します。

大学のテスト・試験とは

まずは、大学のテスト・試験の概要について見ていきましょう。

大学の成績評価のために実施される

大学にもテスト・試験はありますが、その主な目的は成績評価のためです。大学でも高校と同様に成績に対しては評価が付けられ、一定以上の評価を得ると単位を取得できます。大学を卒業するには、所定の単位を取得しなければなりません。

評価の付け方は、一般的には試験・テストの結果や出席状況、授業態度などを総合的に判断して決定されます。つまり、大学を無事卒業するためには、ある程度はテスト・試験で好成績を納める必要があると言えるでしょう。

高校のテストとは異なるところ

テストがあるというのは高校までと同様ですが、さまざまな点が高校までとは異なります。以下では、高校のテストとの違いについて解説します。

1.実施日時が講義によってさまざま

高校では多くの場合、「実力テスト」「中間テスト」「期末(学年末)テスト」などが基本的には全クラス同じ日に実施されます。普通コースと専門コースなどで若干時期が異なることはあるかもしれませんが、同じコースやクラスであればテストの実施日時は同じです。

しかし、大学では講義によって時期もさまざま。多くの大学は2学期制で1年が前期と後期に分かれており、それぞれの学期の最後のほうにテスト期間が設けられています。そして、テスト期間の中でも講義によって実施される日が異なるという仕組みです。

2.テストが実施されない講義もある

高校までは、基本的には各授業の内容を確認するためにも、テストはほぼ必ず実施されます。しかし大学では、講義によってはテストが実施されないケースも珍しくありません。テストがない場合は、これまでの出席状況やリアクションペーパーの提出状況などをもとに評価されます。

3.資料持ち込み可のテストも多い

高校までのテストでは、一般的には教科書や参考書などは机上に出せません。しかし、大学の場合は持ち込み可のテストもあります。その場合、教科書やノート、参考文献などを持ち込み、それらを確認しながらテストを受けられます。

「持ち込み可なら、勉強しなくても楽勝」と思うかもしれませんが、持ち込み可の講義はテストの難易度が高くなります。「教科書などを単に書き写せばよい」というケースは少なく、持ち込んだ資料を参考にしながら問題を解く必要があります。「持ち込み可」だからといって甘く見ないように注意しましょう。

4.高度な専門知識が必要になるテストが多い

大学のテストでは、高度な専門知識が求められるテストが多い傾向にあります。回答には、それぞれの分野に特化した深い知識や考えが必要です。そのような場合、独学で答えるのは困難と言えます。

講義の内容をしっかり理解した上で、教科書などを確認しながら準備する必要があるでしょう。

大学のテスト・試験の形式と対策

ひとえに大学のテスト・試験と言っても、その形式は講義によって異なります。大学のテスト・試験の形式と、それぞれの対策について見ていきましょう。

記述式

穴埋めや少し長めの文章で回答する形式です。具体例や経験を挙げて説明したり、与えられた命題に対して自身が導き出した解を回答したりします。しっかりと授業を聞き、事前に準備しておけば、対策は比較的容易なテスト形式と言えます。

選択式

選択肢が与えられて、その中から正解を選ぶ形式です。自分で文章を考えることがないため、記述式や論述式よりも難易度が低い場合が多いでしょう。ただし、大学のテスト・試験で選択式が用いられることはあまり多くありません。

論述式

大学の試験は論述式が多いです。論述式では大問が2、3個あり、それぞれに長文で回答していきます。「○○について論ぜよ」「〇〇について説明せよ」といった形で出題されます。

論述式については、自分なりに講義の内容を理解し、内容をまとめ、時には自分の考えを整理し、文章を組み立てなければなりません。普段の講義を受けている時点から、講義の内容を自分なりの考えに落とし込む癖を付けておきましょう。

実技

実技形式の試験も中にはあります。特に医療系や看護系、心理学系や物理・化学など、特定の分野において多く見られる形式です。実技試験では技術などを実際に行い、自身の行動が本来すべき対応になっているか、その精度や速さなどが審査されます。

実技試験の対策としては、実技レベルを習熟させることが基本です。可能な限り事前に練習し、適切な行動ができるようにしておきましょう。

小テストや出席点(試験なし)

大学では、出席や複数回の小テストを評価対象とし、本試験を行わないケースも珍しくありません。この場合の小テストはテスト期間ではなく、通常の授業内に実施されます。テスト前にまとめて学習する必要はありませんが、都度の講義でしっかりと内容を理解し、毎回適切な回答をしておかなければなりません。

また、小テストの回答内容や点数などは評価に影響してくるケースがほとんどなので、出席点がメインだからといって油断せずに臨みましょう。

大学のテスト・試験に向けて意識すべきポイント

続けて、大学のテスト・試験に向けて意識すべきポイントを説明していきます。大学生は学業以外にもサークル活動やアルバイト、交友関係など何かと多忙です。ポイントをしっかり押さえ、単位を逃さないようにしましょう。

スケジュール管理を徹底する

高校の試験と異なり、テストは自分の選択している講義によっていろいろな時間帯に実施されます。そのため、どの講義のテストがいつあるのかは自身で把握しておかなければなりません。スケジュール帳やスマートフォンなどを活用し、忘れないようにしましょう。アルバイトなども、テスト期間中は休んだり勤務時間を短くしたりするなどの対応が必要です。

時には一緒に講義を受けている友人の力を借りるなどしながら、忘れないようにしてください。

学習計画を立てる

試験日までの学習計画を立てることも大切です。大学生が受ける講義は一つだけではなく、基本的には多くの講義を同時に受講しています。行き当たりばったりで勉強していると、勉強範囲が広いケースや難易度が高いケースでは合格点をクリアできないかもしれません。

試験日と勉強内容から逆算し、いつ、なにを、どうやって、といった学習計画をしっかり立てておきましょう。

優先順位を付ける

大学の講義といっても、講義によって難易度や「必修かどうか」も異なります。大学生は取り組むべきことが多く、すべての講義に対してまんべんなく勉強することが困難な場合もあるでしょう。

そのため、時には優先順位を付けて取捨選択を求められるタイミングがあるかもしれません。全講義で高得点が見込めない場合は、必修科目の優先順位を上げて注力するなどの対応を考えましょう。

試験会場を把握しておく

高校では基本的に教室で試験が行われますが、大学の場合はいつも講義している教室と異なる場所で開催されることも多いです。理由はさまざまですが、人数が多い講義は同じ内容を週2回に分けて実施し、それぞれ別々の人が受けるという場合もあります。試験は一度に行わないと不公平となり得るという判断から、大きな教室で実施するケースもあるでしょう。

試験形式を調べておく

前述のとおり、大学の試験の形式はさまざまです。試験の形式によって対策も異なるので、試験形式は事前に調べておくことをおすすめします。

特に、教科書や参考書の持ち込み可否は必ず確認しておきましょう。持ち込み可の試験は難易度が高い場合もあるので、持ち込み可の試験で何も持ち込んでいないとかなり不利になってしまいます。

授業のレジュメをまとめておく

試験前に慌てて準備したものの、「時すでに遅し」という場合も少なくありません。大学の授業は専門性が高く、その講義でしか学べない内容などもあったりします。そのため、講義で配布されるレジュメを一通りそろえておくという準備は必ずやっておきたいところです。

そろえたレジュメをもとに試験勉強をするのが最も有効な勉強手段ですし、持ち込み可の場合はレジュメの有無が試験結果に大きく影響を与えるでしょう。

教科書を用意しておく

指定の教科書を用意しておくことも大切です。教科書は勉強のためにも必要ですし、試験に持ち込みできる場合には必須のツールと言えます。教科書に限らず、参考書や自分がメモしたレジュメなど、その講義に関する書類は用意しておきましょう。

教科書は購入費用が高いことが多く、人によっては買わないと判断することもあるかと思いますが、試験で高評価を得るためには購入しておいたほうが無難です。

同じ授業を受けている人と情報交換する

大学の講義は通常、自分だけではなく他にも多くの受講者がいます。時には体調不良や用事などで講義を欠席せざるを得ない場合もあるでしょう。そういう場合に頼れるのは、自分と同じ授業を受けている人です。出席できていなかった箇所の内容はもちろん、自分だけではカバーできていない情報を入手できる可能性もあります。

特に難易度の高い講義は、一人では活路を見出せない場合もあります。同じ授業を受けている人と情報交換し、足りない部分を相互にカバーできると理想的です。

過去問を入手しておく

大学の講義で出題される試験は、過去問と同様の形式であることも少なくないので、過去問を入手しておくことも有効です。自分よりも前の学期に試験を受けた友人やサークルの先輩に協力をお願いするなどし、過去問や過去の出題形式などに関する情報を入手しておきましょう。

教授の著書・論文を読んでおく

教授の著書や論文を読んでおき、研究分野への理解を深めたり、どういった主張をしているか把握したりすることもおすすめです。講義で言っていたことの理由をあらためて理解できたり、新たな発見があったりするでしょう。

大学のテスト・試験で注意すべきこと

大学のテスト・試験では、失敗せずに確実に単位を取得したいもの。そのためには、注意すべき点も存在します。

持ち込みの可否は絶対に確認しておく

先述したように、大学のテスト・試験では高校と異なり、教科書などの持ち込みが可能な場合があります。持ち込みが可能だからといって試験内容が簡単というわけではありませんが、持ち込み可の試験で持ち込みしていないと、試験の難易度はかなり上がります。

持ち込みの可否は必ず確認しておきましょう。

教授の主張や方針に沿ったほうが無難

特に論述形式の試験においては、自分の意見や主張を記述することは間違いではありません。しかし、特定の主張に対してNGを出す教授もいます。

もし講義の中で明らかに何らかの主張や方針が示されており、それが試験の設問に反映されていた場合は、教授の考えに沿ったほうが無難です。自分の考えと違っていたとしても、真っ向から教授に反対するようなことを書いてしまうと、結果的に単位を落としてしまう恐れもあります。

アルバイトなどの予定がかぶらないようにする

講義の試験日はあらかじめ周知されます。「試験前日に周知される」ということはなく、基本的にはある程度日数に余裕があります。

テストとアルバイトなどの予定がかぶらないように注意しましょう。

時間に余裕を持って通学する

試験に限った話ではありませんが、時間に余裕を持って通学することが大切です。特に試験日については、途中で渋滞やなんらかのトラブルがあり、遅刻してしまうと大変です。

もしも間に合ったとしても、ギリギリだと精神的に焦ってしまい、本来の力を発揮できないかもしれません。試験日は特に、時間に余裕を持って通学するようにしましょう。

まとめ

大学の試験・テストは、高校までとさまざまな点で異なります。とはいえ、高校時代と同様に事前の準備や対策を講じることで、合格ラインをクリアできる可能性は上げられます。

今回ご紹介した対策や注意点を踏まえ、確実に対応していきましょう。

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